バックハンドイップスでお悩みだったHさん

今回、イップス克服レッスンに尋ねてこられたのは高校生のHさんです。
小学2年生からテニスを始め、中学1年生の時には県の大会でベスト4に入るほど、レベルの高い選手でした。
ところが、高校生に入った頃からバックハンドのイップスで悩まされるようになったそうです。
一生懸命練習してもイップスを克服するヒントが見つけられず、「このままでは駄目だ」と思われたそうで、今回、私のところへお母さんと一緒にご相談に来られました。

レッスン前のHさん

まずは、レッスン前のHさんをご覧ください。
こちらがレッスン前のHさんの様子です。
明らかにバックハンドにイップスの兆候が見られます。

 

レッスン後のHさん

そして、こちらがレッスン後のHさんの様子です。

 

 

イメージ通り、振りぬいており、ボールも安定して飛んで行くようになりました。

レッスン受講後のHさんとお母さんの感想

では、レッスン終了後のご本人とお母さんの感想をご紹介します。
お母さん

先日はありがとうございました。
戸村さんとの二回のレッスンが、娘にとって最近にはなかった、心からテニスを楽しんだとても幸せな時間だったようです。
私もそんな娘の姿を見て、7歳でテニスを始めた頃の楽しそうな姿が昨日のことのように思い出されて胸が熱くなりました。
楽しくて仕方なかったテニスが、いつしか苦しいものになってしまって、どうやって救ってあげたらいいのか…私自身も出口の見えないトンネルの中を歩き続ける思いで過ごしておりました。
幸運にも戸村さんに出会うことができましたこと心から嬉しく思います。
どうぞまた機会がありましたらよろしくお願いします。

ご本人

私は2年ぐらいバックハンドのイップスに悩まされていました。
以前は、試合になってもしっかり打つことはできていたのですが、高校に入って試合を重ねるにつれ、全く打てなくなってしまいました。
そして、母の協力のもと、戸村さんのレッスンを受けさせて頂くことになりました。
初めてお会いしてお話しさせていただいたときに、今までの悩みや不満を気軽に話させてもらえることができ、すごく心がスッキリしたし、とても信頼できる方だと思いました。
戸村さんは、私に真剣に向き合って下さって、大事なことを分かりやすく熱心に教えて頂けました。
的を狙う練習で、最初は全く違うところに飛ばしてしまっていたけれど、「ボールに集中する」この言葉を何度も言って下さったおかげで的確なショットをたくさん打つことができたし、最近では打ててなかった鋭いショットを打つことができました。
今回のレッスンで、「集中する」ということがどれだけ大切なことか、そしてどれだけ自分を変えてくれるのかということを学ぶことができました。
まだまだ身に付いていないので、普段の練習の中で上手くいかなくても、いつも戸村さんに「ボールに集中する」と言って下さっていると感じながらやり始めています。
そしていつか、戸村さんに成長した姿を見せれられるよう頑張りたいです!

Hさんがイップスを克服したポイント

Hさんのイップスの原因

Hさんがイップスに陥った一番大きな原因はボールコントロールをフォーム矯正によって身につけようとしていた事です。
本来、ボールコントロールはフォームや打ち方ではなく、ボールとのタイミングで身につける必要があります。
また、ボールとのタイミングで生まれる打点を生理的ヒットポイントと言います。
彼女はこの生理的ヒットポイントを磨く事なく、指導されるフォームや打ち方でボールをコントロールしようとしていました。
これが原因で脳内のボールイメージと筋肉活動が乖離し始めた事でイップスに陥ってしまったと考えられます。

レッスン内容

彼女のイップスを克服する為に必要な一番大きなポイントは先ほどもお話しした「生理的ヒットポイント」の気づきとブラッシュアップでした。
その為に、「ボールへの集中力を高める事」そして、「生理的ヒットポイントがどのような物なのか?」
この感覚を感じる事が必要でした。

 

まず、ボールへの集中力を高める為のボールの観方、感じ方を指導します。
案の定、頭の中がフォームや打ち方で支配されていた彼女はボールの観方、感じ方を知らなかったようです。
この練習で彼女は初めて正しいボールの観方や感じ方を知りました。

 

次の彼女の課題は生理的ヒットを感じる事です。
ボールへの集中力が高まると生理的ヒットポイントは自然と感じる事が出来ます。
まずは、ボールの弾道イメージを明確にします。
そして、飛んで来るボールに集中します。
するとどこかで「ボールを打ちたい」と感じる瞬間があります。
これが「生理的ヒットポイント」を感じる感覚です。

 

この瞬間にボールをヒットする事が出来るとボールは自然とイメージした通りに飛んで行きます。
このタイミングがズレるとボールのコントロールも乱れます。

 

後は生理的ヒットポイントとボールコントロールのズレをフィードバックし、この感覚をブラッシュアップしていきます。
さすがに1年生で県でベスト4に入るほどの選手です。
すぐにこの感覚を掴み始めました。
一度、感覚を掴むとその変化は早かったです。
ボールのコントロールは飛躍的に向上し、何度も的に当たるようになりました。

 

もちろん、イップスの兆候は完全に消えて、身体全体がスムーズに動いています。
それどころか、「イップスになる前より、キレのあるボールが打てていた」そうです。

Hさんのイップス克服レッスン まとめ

今回、Hさんのレッスンは2時間のレッスンを2回行いました。
実はイップスの兆候自体は1回のレッスンでほぼ出なくなっていました。
ただ、その感覚を自分で引き出す事に少し不安があったので、後日、再度確認する為に2度目のレッスンを行いました。
幸い、2度目お会いした時も1度目のレッスンの感覚はほとんど、消えていませんでした。
ですので、すぐにキレの良いショットを連発していました。
さらに、ボールをヒットする事に不安が無くなるとフットワークも自然と良くなります。
プレー全体のリズムやテンポがキレのある物になっています。
何より、本人がとても楽しそうにプレーしてくれました。

 

彼女のイップスの根本的な原因はフォーム矯正による物でした。
それに選手としてのプレッシャーがかかる事でイップスを発症したと考えられます。
このようなケースは非常に多いです。

 

もし、彼女と同じようなケースの場合、大きなポイントは二つです。
・ボールへの集中力を高める事
・生理的ヒットポイントを感じ、ブラッシュアップする事

 

この二点を実践する事でほとんどの場合、イップスを抜けだすヒントが見つかるはずです。
注意する事はフォームや結果を忘れる事です。

 

「結果を気にしない」
「打ち方を気にしない」
「感じるままに」
「ボールに集中して」

 

Hさんのレッスン中、私は何度も、繰り返し、繰り返し、こんなアドバイスをし続けました。
理由はボールへの集中力を高める為です。

 

ボールへの集中力が高まると自然と脳と身体は同調して動き始めます。
これがイップスを抜け出す為に最も重要な事です。
イップスでお悩みの方はぜひ、参考にしてみてください。

 

 

 

 

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