大脳と小脳の仕組みの違い

小脳反射運動と随意運動

テニスが短時間に上達する為には脳を上手く活用する必要があります。
中でも、大脳と小脳の記憶メカニズムの違いを知っておく事はとても大切です。

 

大脳と小脳では、同じ脳でありながら脳神経細胞のネットワークの作り方が全く正反対である事が分かりました。
この違いを知る事は正しく練習する為にはとても重要な事です。
この違いを勘違いしていると間違った練習を繰り返してしまうからです。

 

スポーツが上達する為には小脳反射運動(無意識運動)と呼ばれる運動を身につける事が必要です。
上級者の動きが素早く、精度が高いのはこの運動を身につけている為です。

 

スポーツは初心者の時は動きがぎこちなく、同じ事を繰り返す事が出来ません。
これは小脳反射運動(無意識運動)ではなく、随意運動を行っているからです。
スポーツは初心者の時から小脳反射運動(無意識運動)が出来る事はありません。

 

誰もが、大脳からの命令による意識的な運動をする必要があります。
これを随意運動と呼びます。

 

ところが、随意運動を続けていると可塑性(神経細胞が永久に繋がれる事)が生まれ、やがて小脳が運動パターンを記憶します。
その結果、小脳反射運動(無意識運動)に必要な記憶回路が構築され、出来るようになります。
可塑性が出来るまでは反復練習が必要です。
スポーツが上達する為には反復練習が必要なのはこの為です。

 

ただ、闇雲に反復練習をしたからと言って、上達できるわけではありません。
もし、そうであれば、練習を繰り返せば誰もが上達するはずです。

 

ですが、現実はそうではありません。
多くのテニスコーチ、テニスプレーヤーが勘違いしている事があるからです。

スポーツで反復練習が必要な理由

先ほど、小脳に反射運動の為の回路を作る必要性はお話しました。
次に「小脳の記憶回路がどのようにして作られるか?」についてお話しします。
実はこの事を勘違いしているケースが非常に多いのです。

 

小脳は詳細な運動のプログラムを記憶する為に身体の各部が実際の場所と本来あるべき場所とを比較する働きを持っています。
大脳の運動皮質には元になる運動イメージがあり、この運動イメージと比較し、実際の動きを制御していきます。
一言で言えば、小脳は元になる運動イメージと実際の運動が合っているかを比較し、段々近づけていく作業をしているわけです。

 

そして、イメージ通りでなければ、小脳ではプルキンエ細胞を切るという作業が行われます。
つまり、大脳はイメージという設計図を作り、小脳はその設計図に基づき回路を作ると言うわけです。

 

ここで大切な事は小脳の記憶メカニズムでは、「繋ぐ」のではなく、「切る」作業が行われると言う事です。
大脳はニューロンを繋ぐ事で記憶するのに対し、小脳はプルキンエ細胞を切る事で記憶していきます。

 

つまり、大脳は白いキャンバスに絵を描くようにどんどん付け足していくのに対し、小脳は彫刻のように、大きな塊から無駄を省いていきます。
そして、最後に残った回路を使うようになります。

 

自転車は最初は乗る事が出来ませんが、ミスを繰り返し、乗れるようになると今度はコケる事ができなくなります。
これは、ミスを繰り返す事で不要なプルキンエ細胞が切られた結果です。

 

これがスポーツでは反復練習が必要な理由です。

運動イメージを変えてはいけない理由

先ほども言いましたが小脳に回路が作られるまではある程度の反復練習が必要です。
ミスを繰り返す事で不要なプルキンエ細胞が切られ、イメージ通りの運動に必要な回路が残るからです。

 

ところが、ミスをした時に元になる運動イメージを変えてしまったらどうなるでしょう?

 

小脳は大脳の運動イメージを設計図にして回路を作ろうとします。
つまり、運動イメージを変えると言う事は設計図を変えると言う事になります。

 

元になる設計図を変えてしまっては、小脳はまた、一から別の回路を作ろうとします。
ミスをする度に運動イメージを変えてしまっては、回路が作られる前に次の回路を作ろうとしている事になります。

 

これでは永遠に一つの回路が作られる事はありません。
これが反復練習しているにも関わらず、上達が止まってしまう理由です。

 

多くのプレーヤーはミスするするとイメージを修正してしまいます。
「さっきは右に飛んで行ったからもう少し左に打たないといけないな」
「さっきは上に飛んで行ったから今度はもう少し下を狙おう」

 

このように考える事は一見すると、とても正しくて効率が良いと思われます。
ですが、実はこれは運動イメージを修正している事になります。

 

つまり、1球ごとに設計図を変えている事になるのです。
これでは、いつまでもボールをコントロールする感覚を身につける事が出来ません。

 

小脳に小脳反射運動(無意識運動)の回路を作る為に大切な事は「ミスをしても気にせず、イメージを変える事なくそのまま続ける事」です。
これは従来のテニスの指導では考えられない事だと思います。
その為に、ほとんどの方が信じられないと思います。

 

ですが、これが大脳と小脳の仕組みです。
この仕組みに従って練習するようになるとテニスは驚くほど簡単に上達する事ができます。

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